手を動かせばいいわけじゃない。お客様の気持ちよさをイメージする。
普段の業務と、得意なことを教えてください。
アシスタントとしてシャンプー・ヘッドスパの他に、ブロー、カラー、パーマなどスタイリストのサポート、その他清掃なが主な仕事です。
得意なことはシャンプーとヘッドスパです。美容学生時代に校内シャンプーコンテストで1位を獲得したこともあります。
シャンプーはただ手を動かすのではなく、どうしたら気持ちいいかを想像する力が大切だと思っています。指先の感覚を研ぎ澄ませて、どこが硬いか・疲れているのかを感じ取り、どうほぐしたら気持ちいいかを考えます。
お客様によって「この方はパソコンに向かうお仕事だから疲れ目に効くツボを押そう」とか「首・肩が凝っているからマッサージもしよう」とか少しずつやり方を変えます。
showerにはエステの専門スタッフもいるので、頭皮のツボやヘッドマッサージも教わっています。
showerには「頭皮洗浄」というメニューがあって、お客様一人ひとりに合わせてブレンドした生薬で15分間頭皮のツボを刺激してデトックスします。6時間ぐっすり眠ったように頭も体もスッキリすると言われており、おすすめです。

最初は早くデビューしたかった。
でも今はデビュー前にしっかり実力を付けた方がいいと思う。
アシスタントとして、showerと他の美容室との違いを教えてください。
僕は美容学校を卒業してshowerに入りました。美容学校の同級生で他の美容室に就職した友人と話しているとアシスタントも美容室によって結構違いがあるようです。
一番は修行期間の長さと内容。showerではスタイリストとしてお客様の髪を切らせてもらうまでに、アシスタントとしてしっかり練習を重ねるための時間とカリキュラムがあります。
showerではカリキュラムをスムーズに進めると約5年目でスタイリストデビューするのですが、他の美容室、特にチェーン展開しているようなところだと、2年目ぐらいからスタイリストデビューさせるお店もあるようです。
山崎さんは早くスタイリストデビューしたいですか?
美容師を目指して入社したばかりの頃は早くスタイリストになりたかったです。デビューが早い他の店の同級生を羨ましく思うこともありました。
でも今は十分なカット・パーマ・カラーの技術、接客、そして自信を身に付けてからデビューする方が絶対に良いと思います。
今は毎日のようにマネキンでカットの練習をしていますが、やればやるほど髪を切ることの奥深さや、もっと技術が突き詰められることに気付かされます。
showerにはベテランスタイリストが何人もいて先輩たちから教わることもたくさんあります。
お客様に満足していただけるレベルまでしっかりスキルと経験を高めて、5年目でデビューできるようにがんばっていきたいです。

来店の瞬間からお店を出るまで、ずっと快適に過ごしていただけるように。
仕事で大切にしていることを教えてください。
お客様がお店に一歩入られたときから退店まで、ずっと快適に過ごしていただけることを大切にしています。そのために、接客や会話をとおして好みや気持ちを知っておくように心がけています。
一緒に働くスタイリストの先輩も気持ちよく仕事を進めてもらえるように気をつけていて、例えばパーマのサポートをする時、ロッドやペーパーの手渡しの仕方も少しずつ変えています。
アシスタントとして入った最初の頃はなかなか気が付かなかったり、動けずに先輩から注意されることもあったのですが、4年の経験で視野が広がってきたと感じています。
showerは僕の入社よりも前から長く通ってくださっているお客様が多く「成長したね」と声をかけてくださることもあります。
お客様に褒めてもらえたときは嬉しいですね。

最後に、山崎さんの夢を教えてください。
まず直近の目標はスタイリストデビューです。
スタイリストとしてお客様に満足していただき、指名をいただけるようになりたいです。そして将来的には外部のセミナーや美容師学校にも挑戦したいと考えています。